鹿児島は九州最北端の地。そこには世界的に認められた自然や、美味しい食べ物、日本維新の深い歴史に恵まれ、訪れた人の身も心もより豊かにしてくれる。坂本龍馬が新婚旅行に行ったといわれる温泉地も有名。
そしてなんといってもその魅力は、訪れた人を「おじゃったもんせ(いらっしゃい)」と迎え入れてくれる温かい人が多いところだ。
おすすめ温泉 ご当地グルメ 定番のお土産 鹿児島県の名産・特産
鹿児島県のシンボルといえば「桜島」。現在も毎日のように噴火している活火山で、そのふもとには4000人以上の人々が暮らしている。鹿児島市街地からはフェリーで15分ほどで渡ることもできる。
人生で一度は訪れたい島、屋久島。ジブリアニメの「もののけ姫」の舞台にもなったその島は、世界でも随一の大自然で、訪れた人々は皆そのパワーに圧倒される。
鹿児島随一のパワーポイントといわれる霧島神宮。建国神話の主人公である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を祀ったといわれており、そのご利益にあやかろうと、多くの参拝者が訪れる。
鹿児島人気NO1の温泉地、指宿温泉。鹿児島県の東南端に位置する。天然の砂蒸し温泉が有名ではあるが、温泉も湧いているので、そのどちらも楽しむことができる。泉質は「温まりの湯」ともいわれる塩化物泉。また、メタケイ酸も多く含まれており、化粧水風呂のような感覚。
鹿児島県北部の霧島に位置する温泉地。霧島山の600~800mの高原地帯に散在する温泉郷。泉質は生活習慣病の湯ともいわれる、硫黄泉である。なかでも「霧島ホテル」の庭園大浴場は自家源泉数14本、総湯量1日1万4000キロで、そのスケールは九州最大規模。。霧島の神宮やまほろばの里など観光地も多くあり、日中も楽しめる。
鹿児島市街地内にある温泉地。泉質は、「温まりの湯」といわれる塩化物泉と「美肌の湯」といわれる炭酸水素塩泉。鹿児島を代表するホテルである城山観光ホテルの「さつま乃湯」の露天風呂からは鹿児島市街地を一望することができる。
鹿児島といえば、黒豚。黒豚といえば黒豚しゃぶしゃぶ。鹿児島県内には黒豚しゃぶしゃぶ有名店が多数存在する。かごしまの黒豚は、きめ細やかな繊維質を持つ上品でやわらかな赤身と、旨味と甘みを含んだ白身が特徴。
ふわふわの氷にミルクと蜜をたっぷりかけたかき氷。鹿児島市にある「天文館むじゃき」が発祥。いろんな種類のフルーツがトッピングされており、白熊の顔のように描かれている場合があり、可愛い。
魚のすり身に酒と調味料を加えて揚げたもの。鹿児島では「つき揚げ」と呼ばれている。甘めの味付けで、鹿児島県民の愛する芋焼酎のおつまみとしてぴったり。
豚骨をベースにした半濁スープにストレート麺が基本だが、各店舗が独自にアレンジを加えており、いろんな味を楽しむことができる。来店した際にお湯と大根の酢漬けやたくあんが出てくる文化も鹿児島ラーメンならでは。
奄美群島で作られている郷土料理。茶碗に持ったごはんに鶏のほぐし身、キュウリ、椎茸、錦糸卵、薬味などをトッピングし、鶏でダシをとったスープをかけていただく。あっさりで美味しい。
もち米や上新粉で作ったお餅に竹串を二本指してみたらしをかけた和菓子。駅や土産売店ではめったにお目にかかることができないが、鹿児島県の観光名所でもある「仙厳園」付近に両棒餅の販売店が軒を連ねているので、足を伸ばして味わってみては。
飲食店でも食べることができるが、お土産用のさつま揚げもお勧め。色んな味のさつま揚げがはいっていて、自宅で温めて食べるとお店の味そのままで美味しい。あらゆる世代の人が喜んでくれる。
鹿児島といえばサツマイモ。ラブリーはサツマイモを使ったお菓子の中で一番お勧め。とろりととろける触感で、驚くほどクリーミー。期間限定で色んなフレーバーがあるので、四季の味を楽しむことができる。
鹿児島県は黒毛和牛の生産量日本一。桜島の麓でのびのびと育てられた鹿児島黒牛は高品質で、きめ細やかなやわらかい肉質と、理想的なバランスを保つ霜降りを持つ。『全国和牛能力共進会』で農林水産大臣賞を受賞し、日本一に輝いたことも。
鹿児島県曽於市は、鹿児島県の北東部に位置し、霧島連山を仰ぐ自然に恵まれた地域。曽於に咲く桜のような色の牛肉になってほしいとのことからこの名前が付けられた。特別配合された飼料「さくら」と霧島連山の天然水、最高の環境で飼育されている。
鹿児島県の地場スーパーの「タイヨー」と生産者が5年以上かけて開発した安全・安心なブランド牛。子牛を三か月間産地放牧され、その後は25か月環境管理のもと飼育された。
言わずと知れた鹿児島黒豚。鼻・しっぽ・足の先4本の合計六ヶ所が白い事から「六白」と呼ばれる。品種はバークシャー種と呼ばれる。やわらかいが歯切れがよく、うまみと甘みを感じることができる。また、栄養価が非常に高く、ビタミンB1が豊富なので、糖質をエネルギーに変えてくれる上に疲労回復効果もある。
肉の筋繊維が細く、柔らかな肉質。肥育後期にさつまいもを添加した飼料を出荷直前の60日前から与える。中性糖やアミノ酸含有量など、旨味の成分含有量が多いため、味が濃い。
消費者の健康志向に対応した商品として開発された。お茶を食べさせていることが最大の特徴。生活習慣病を予防するとされるビタミンEと、うまみ成分を含むイノシン酸が多い。
鹿児島県のカラーは「黒」。黒にこだわり開発されたのが黒さつま鶏。うま味成分であるイノシン酸が多く含まれる。また、肉質の特徴は水分が少なく締まりがあり、筋繊維が細かいので、弾力はあるが歯切れがよい。
『地鶏・銘柄鶏 食味コンテスト Part.Ⅱ』で日本一に輝いたことのある地鶏。うまみ成分であるアミノ酸を多く含んでいる。脂肪分の少ないヘルシーな味わいで、筋繊維が細かいため柔らかいが、適度な歯ごたえも楽しめる。
麦を配合した植物性たんぱく質のみの飼料で通常の鶏よりも長い期間飼育している。そのため鶏臭さがなくシャキッとした歯ごたえがあり、風味が良い。「地鶏」ほど高価ではなく、「若どり(ブロイラー)」の味では物足りないという人にお勧め。
桜島の火山灰土で生育している丸い大根。重さ20~30キロでギネスブックにも登録されている世界最大の大根。その6割は漬物として食され、残りが生食用である。
主に鹿児島県の北部に位置する霧島市で生産されている。屋外に壺を並べ、その中で発酵させるという独自製法。特有の香りとまろやかな酸味が特徴。
鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する枕崎は鰹節生産量日本一を誇る。枕崎には300年もの鰹節生産の歴史があり、その伝統のダシを味わってみて。
さつまいもは、鹿児島から全国に広がった野菜。生産量も日本一。ベニサツマ、べにはるか、安納芋、種子島ゴールド、ベニハヤトなどその種類も豊富。
とっても甘いさつまいも。安納芋など
鹿児島県は静岡県に次いで全国2位のお茶の産地。山麗地帯では昼夜の寒暖差が大きく香り高いお茶が育ち、平坦地帯では豊かな日差しの中ではっきりとした味のお茶が生産されるなど、様々な風味のお茶があることが特徴。知覧茶が有名。
「ザボン」とも呼ばれる。果実はとても大きく、その皮も厚い。内側のスポンジ質の内皮を砂糖漬けにした「文旦漬」は鹿児島の郷土菓子として愛されてきた。
トロピカルな味わいで、上品な香りがあり、甘酸っぱい。生食する場合は果実は半分に切り、中の果実をスプーンで食べる。ジュースにしていただいても美味しい。
鹿児島の黒砂糖は、江戸時代に中国から伝わったといわれている。カルシウム、ナトリウム、カリウム、マンガン、リンやビタミンBなど、体に良い成分がバランスよく含まれており、健康食品として扱われることも多くある。
鹿児島の魚といえばキビナゴ。ビナゴは体長10cm前後の小さな魚で刺身やてんぷらにして食べられる。特に、さばいたキビナゴを「菊花造り」という菊の花のような盛り付けをして、酢味噌につけていただくのが鹿児島ならでは。
鹿児島の漁港の中で水揚げ量が一番多いのがカツオである。そして、全国2800ヵ所ある漁港の中で鹿児島港が水揚げ量全国2位。鹿児島の枕崎ではカツオラーメンや枕崎鰹船人めしなどご当地グルメも楽しめる。
実は鹿児島は鰻の養殖日本一を誇る鰻大国。鹿児島の温暖な気候から生まれる清涼な地下水で飼育される鰻は、臭みも少なく、臭みも少なく分厚い身の良質になる。県内には高級店かリーズナブルな価格のお店まで多くの鰻屋がある。
平均水温22℃という魚の養殖に好環境の錦江湾で育てている。青魚特有のにおいが少なく、脂もありつつ歯ごたえのいい逸品。カンパチの産地である垂水市では、「垂水カンパチ祭り」も行われる。
バショウカジキは鹿児島に秋を知らせるという所以から、「秋太郎」とも呼ばれる。主な産地は甑島周辺や、西薩地区で漁獲される。刺身や照り焼き、ステーキ、フライなどで食べられる。さつま揚げの材料になることもある。
鹿児島県長島町は養殖ブリ生産日本一である。成長するにつれて呼び名の変わる出世魚で、縁起のいい魚といわれている。肉質の良さが高い評価を得ている。天然物は寒ブリとして親しまれている。鹿児島のブリのブランドとしては、「鰤王」「さつま黒酢ぶり」「ぶり大将」などがある
鹿児島といえば芋焼酎。そのなかでも黒伊佐錦は鹿児島ではスタンダードに飲まれている焼酎である。伝統的な黒麹を使用した黒麹仕込みの焼酎である。華やかな香りとコクのある飲み口を楽しむことができる。
厳選された良質のさつまいも「黄金千貫」を原料にした、鹿児島の芋焼酎。鹿児島のシラス台地の地下から湧き出す天然水を使用しており、口当たりがまろやか。赤兎馬の中でも、「赤兎馬 紫」は「黄金千貫」と紫芋の「頴娃紫」の2種類の芋を原材料にした特別な焼酎で、春・秋の限定販売。華やかでフルーティーな味わい。
薩州正宗はいちき串木野市で製造されている鹿児島県唯一の日本酒。高品質の米・米こうじ・いちき串木野の冠岳伏流水を仕込み造られた清酒。米焼酎のような香りがする。味わいは癖がなく、さらっとしてる。
鹿児島一のホテルである城山観光ホテルで製造されているクラフトビール。ホテル内のレストラン、売店で味わうことができる。
①ベルギーホワイト
②スタウト
③ハーブエールレモングラス
④ファヴールエール
⑤万咲(まあざく)IPA
のラインナップがある。
2001年より製造され始めた、ドイツのケルシュタイプのビールを独自にアレンジした華やかな香りが特徴のクラフトビール。商品としては、
①伝兵衛ビール
②伝兵衛 完熟梅発泡酒
③伝兵衛黒ビール
がある。
ブルワリーは鹿児島空港のすぐそばの霧島市の「バレルバレー」にある。「バレルバレー」はチェコの文化を体験できるクラフトビールと焼酎のテーマパークのような施設。本場チェコの麦芽とポップを使用し、豊かなコクと抜群の切れ味、そして、持ちの良いクリーミーな泡が自慢のビール。
県名 | 鹿児島県 |
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人口 | 1,600,000人 |
面積 | 9,187km2 |
県の木 | カイコウズ |
県の花 | ミヤマキリシマ |
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